私は人間であり、間違うかもしれないし、しくじるかもしれないし、騙されるかもしれない

海辺の都市の疫病は
死が復讐されることでしか止まらないだろう
罪なくして咎められた公正な血を代償に
偉大な婦人は偽りによって辱められる
これは16世紀のフランスの予言者ノストラダムスの予言集・百詩篇の第2巻・第53番だ。ノストラダムスの予言が新型コロナウイルスのことを指している可能性があるとして、話題になっている。
ノストラダムスは16世紀のペスト禍に医師として尽力した人物であり、占星術師、そして予言者としても知られる。
1546年、南仏でペストが大流行したとき、議会と住民から根絶を要請され、当時の医師たちも恐れて近づかなかった現地に入り、治療に尽力したことが記録されている。その後は来年の運勢を予言する『暦書』の刊行など、占いや予言の分野でも注目され、フランス王妃に招かれ顧問的立場につき、その息子であるシャルル9世からは「常任侍医兼顧問」に任命されている。死の1カ月前に遺言状を作成し、予言通りに人生を終えた。
ノストラダムス(62)の命日(1566(永禄9年、室町時代))
フランスの医師、詩人、占星術師『重要な人になるのは素敵なことだけど、素敵な人になるのはもっと重要なことだ』
『私は人間であり、間違うかもしれないし、しくじるかもしれないし、騙されるかもしれない』